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在ニューヨークの金融マンが語る、(下らない)日常と雑感。そこには勝利も栄光もなく、ただ日常があるだけです。

コロナ禍の日本入国(日本入国編)

※この情報は2021年10月14日時点のものです。状況は刻刻と変わると思いますので、皆さまにおいても自身で最新の情報を入手されて下さい。

 

LAXからの日本行き便の搭乗は比較的スムーズです。チェックイン時と搭乗時に陰性証明書を見せて下さいと言われるので、印刷して持っておきましょう。

あと、チェックイン時に「このQRコードを読み取って厚生労働省のサイトにアクセスして、日本での自宅隔離時の住所を入力して下さい」と指示されました。日本の空港でこれをやっている人もいたので、万が一アメリカの空港で漏れがあっても大丈夫だとは思います。これを入力するとQRコードが表示されるので、それをスクショして取っておきます。日本の空港でこれを読み取られます。

 

さて、本番は、日本に着いてからです。様々な情報が錯そうしていて何が本当なのか分からず不安でしたが、2021年10月14日時点では以下が事実です。

 

まず、空港につきボーディングブリッジを出ると整列させられ、いつもとは逆方向に先導されます。

するとこんな感じでおいてある椅子に座らされます。

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ここから1時間、何の案内もなくほったらかしです。事前のリサーチでこれはPCR検査を受けるためのものだと知っていましたが、日本語が全く分からずにやってくる人はたいそう不安になるのではないかと思いました(そんな人は今のご時世ではやってこないという前提なのでしょうか…。)

 

この先、PCR検査(唾液)を受け、スタンプラリーのようにいくつものチェックポイントを通過しながら、監視アプリ(My SOSとCOCOA)がインストールされているか、書類はそろっているか、入国日の翌日から14日間は同じ場所に滞在するのか、空港からその場所まではどうやって移動するのかなどを聞かれたりします。

 

そして全てのチェックポイントを通過すると、広い待合室(元々は出発用の広めの空間だったところ)に案内され、ここでPCR検査の結果を待ちます。番号が呼ばれますので、次のチェックポイントに行き、陰性であれば無事に入国スクリーニングが終了で、入国審査へと進めます。

空港利用者は少なめ(通常時にあの人数だと「今日はずいぶん人が少ないんだな…」と逆に驚くくらいの少なさ)でしたが、それでも外に出るまで3時間かかりました。

 

不可解だったのは、報道で知っていた「ワクチン接種者は、自宅隔離期間が10日になる」ことについての案内が一切なかったこと。

なんなんだろうと思い、入国審査の手前にある検疫カウンターで聞いてみたところ、非常に面倒くさそうに(しかもノーマスクで)「あー、航空会社からその案内なかったのー?!ちゃんと言ってきかせておくんで!!」と言われたことでした。いや、そうじゃないでしょう、それはこれだけ重厚に複数のチェックポイントを設けて徹底的にやってる検疫さんのお仕事なのでは…と思ってしまいました。

 

その方には「10日後にPCR検査受けて陰性だったら外出ていいんで!!!(※後で調べたらこれは間違いです。詳細は次回書きます)」と半ギレ状態で言われました。ストレス溜まるお仕事なのでしょうが、公務員なんだからもう少し国民のことを想って接してよ…と喉まで出かかるような経験でした。