その先へ

在ニューヨークの金融マンが語る、(下らない)日常と雑感。そこには勝利も栄光もなく、ただ日常があるだけです。

10/2/2015について10/4の投稿

2015年10月2日。今がどういう時なのか記録を残しておきたくなりました。

 

先月、9/16~17と開催されていたアメリカFOMCでは7年ぶり?の利上げが見送られました。

企業の不祥事が連発しています。春先からがちゃがちゃ言われてきた東芝は結局信じられないようなコンプライアンス意識の低さから不適切会計と言う名の粉飾決算を過去数年に渡って行ってきていましたし、またもっと信じられないことにVWフォルクスワーゲン)が自慢のディーゼルエンジンの排ガスデータを改ざんしていたとの事で、同社には今後数年くらいは茨の道が待ち受けていることでしょう(アメリカでの罰金は2兆円を超えるのではとも言われています。)グレンコアというスイスのコモディティ企業が危ないと言われ、1日で株価が20%下落していたりしました(その後、直ぐに戻しましたが)。

中国の景気減速は惨憺たるものであり、その周りの新興国経済も蝕まれていると言われています。

 

2008年9月のリーマンショックより、丸7年が経ちました。

 

その7年前の2001年にはITバブル崩壊があり、その7年前の1994年はメキシコ通貨危機、その7年前は1987年はブラックマンデーです。この法則に当てはまらないのは1998年のアジア通貨危機です。

 

このアノマリーを用いると2015年に何かが起こる、という訳ですが、あと残り3か月で大爆発を起こすところはあるのでしょうか。。

 

まぁ景気って「気」というだけあって人間の気の問題もあるだろうし(と、科学的な言い方ではないけど)、今みたいに皆が「何か来る…何か来る…何か来る…」と念仏を唱えているところにちょっと想定外の事が起こったら、ま~恐怖で株だの債権だの投げ売るようになりますよね。

そんな時はどうしようもないので、大人しくゴールド(金)でも買いましょう。笑